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CISSP練習問題は「判断の型」を確かめる道具にする
CISSP練習問題に取り組む際は、正答率という数字だけでなく、「誰が」「何を」「どのフェーズで」「なぜそう動くか」を自分の言葉で語れるかを基準に評価してください。本記事に掲載する設問は、学習のために独自作成したオリジナル問題です。
問題演習でCISSP対策を前に進める
8ドメインの理解度をチェックし、弱点だけを効率的に補強できます。
この記事の要点
- 練習問題は正誤ではなく、役割・対象・段階・理由を説明できるかで評価する
- 判断の基準は公式情報と最新のExam Outlineに置く
- 暗記した問題文ではなく、初めて見る設問でも根拠を語れる状態を目指す
設問に取りかかる前に見るべき5つの視点
- この設問における自分の立場・役割は何か
- 設問が本当に問うているものは何か
- いま対象はライフサイクルのどの局面にあるか
- 事業への影響とリスクの大きさはどの程度か
- 既に承認されている方針・責任者は誰か
設問1:重大な脆弱性が見つかったときの初動
問:基幹業務システムで重大な脆弱性が確認された。セキュリティ責任者がまず取るべき行動はどれか。
- ただちに全システムを停止させる
- 事業への影響と既存のリスク対応手順を確認する
- 脆弱性の内容を外部に公開する
- 対策として新製品を購入する
正解:2
「重大」という語だけで即時停止に走らず、資産の重要度、悪用可能性、事業への影響、承認済み手順の有無を先に確認します。緊急遮断が必要な条件がそろう場合のみ、その手順に従います。
設問2:退職者アカウントの残存
問:退職済みの社員のアカウントが翌日まで有効なままだった。同じ事態を繰り返さないための対策として最も適切なのはどれか。
- 全社員に毎日パスワードを変更させる
- 人事側のイベントとIAMの無効化処理を連動させる
- 該当の退職者に注意喚起メールを送る
- 関連する監査ログを削除する
正解:2
個別の注意喚起で終わらせず、権限のライフサイクル管理を人事プロセスと連動させ、再現性のある統制として仕組み化します。

問題演習でCISSP対策を前に進める
初めて見る設問でも根拠を言葉にできる力を、演習で育てましょう。
設問3:事業継続計画の見直し
問:事業継続計画を改定するにあたり、復旧戦略を選ぶ前に必ず用意すべきものはどれか。
- 直近の広告展開計画
- 事業影響分析(BIA)
- 保有データの即時全消去
- 侵入テストの報告書のみ
正解:2
事業影響分析(BIA)で重要な業務プロセス、影響の大きさ、RTO・RPOなどを洗い出したうえで、復旧戦略を選定します。
解いたあとに記録しておきたい4つの項目
- 自分が選んだ答えとその理由
- 正解の背景にある一般原則
- 他の選択肢が最善とはいえない理由
- 同じ原則が応用できそうな別の場面
文言を覚えるのではなく、別の状況にも応用できる判断ルールとして残しておくことが大切です。
設問4:残余リスクを受け入れる権限
問:対応を終えたあとにも残る残余リスクについて、これを正式に受け入れると決定できる権限を持つのは誰か。
- システム管理者
- そのリスクによる事業影響に責任を負う経営層・事業責任者
- 外部の攻撃者
- 製品を提供するベンダー
正解:2
セキュリティ担当者はリスクを評価し対応の選択肢を示す役割ですが、残余リスクを受け入れるかの最終判断は、見合う権限を持つ責任者が行います。
設問5:デジタル証拠の保全
問:デジタル証拠を法的手続きでも通用する形で保つために、最も重視すべきものはどれか。
- 証拠を自由に編集できる状態にしておくこと
- 誰が扱い、どのように移転したかを記録し続けること
- すべての証拠を紙に印刷しておくこと
- 担当者個人の端末に保存しておくこと
正解:2
chain of custody(証拠保全の連鎖)を維持し、いつ・誰が証拠にどう関わり、どのような経路で受け渡してきたかを追跡可能な状態に保ちます。証拠自体の完全性を検証できる仕組みも重要です。
不正解の選択肢から学び、正答数より説明力を重視する
正解の解説だけで満足すると、似た選択肢に再び迷います。誤りごとに「タイミングがずれている」「担当者が違う」「前提条件が欠けている」「対応が過剰」のどれかを分類しましょう。あわせて、正解の理由を30秒で説明できるか、条件が一つ変わったら答えが変わるかも確認します。たとえば人命に関わる緊急事態が加われば、通常の承認手続きより安全確保が優先されることがあります。
流出・非公式の問題集は避け、演習は段階的に広げる
出所不明のダンプ問題や流出したとされる問題は使わないでください。正確性が保証されない上、資格団体の規約に抵触するおそれもあります。根拠が明示された教材や独自の練習問題を使いましょう。無料のサンプル問題は考え方の確認には有効ですが、8ドメインの弱点測定には数が不足します。感覚がつかめてきたら、次はドメインごとの問題、複数分野を組み合わせた問題、そして時間を区切った模擬試験へと、段階を踏みながら演習の幅を広げていきましょう。
よくある質問
この練習問題は本番で出題された過去問ですか?
いいえ、実際の試験で出題された過去問ではありません。学習目的で当メディアが独自に作成したオリジナル問題であり、本番試験の再現問題でもない点にご注意ください。
選択肢が複数とも正しく見えてしまうのはなぜですか?
CISSPで問われるのは実行できるかどうかではなく、自分の立場・状況の段階・事業へのインパクトを総合的に踏まえたうえで、最も適した一手を選べるかどうかだからです。
1回あたり何問くらい解けばよいですか?
初期は10~20問を丁寧に、理解が進んだ後半は分野横断のセットや模擬試験で問題数を増やしましょう。
ダンプ問題や流出問題を使ってはいけませんか?
はい、避けてください。出所や正確性が不明な上、利用自体が資格団体の規定に抵触するリスクがあります。
まとめ
CISSP練習問題においては、技術知識の有無だけでなく、「誰が」「何を」「どのフェーズで」「なぜそう動くか」を言語化できるかという視点が欠かせません。本記事の設問はあくまで学習用に独自作成したものである点をご了承ください(詳細はFAQをご参照ください)。
制度の正確な情報は公式ページで確認し、知識・判断力・時間配分の3つを分けて改善していきましょう。
問題演習でCISSP対策を前に進める
ご利用前にCISSP対策問題集の内容・利用条件をご確認ください。
参考にした公式情報
※試験制度・料金・認定条件は変更される場合があります。受験申込前に公式情報を確認してください。

